ゆーすけ先生のkimamaな一言

気になるけれどイマイチよくわからない病気や症状また予防法を
ゆーすけ先生が気ままに分かりやすくご説明いたします。

のんびりしていってください♪

【食道がん 第1回】

2021/6/17
須賀川でも健診の時期がやってきましたね。
今回は、「食道がん」のお話しです。

食道とは、のどから胃につなぐ約25cmの筒状の臓器で、食道がんは、その表面から発生し始めます。

そして、粘膜下層にとどまるものを、【表在型食道がん】
その中でも、粘膜内にとどまるものを【早期食道がん】と言い
粘膜下層を越えて筋層深くまで及んでしまったものを【進行食道がん】とよびます。

食道がんのリスク因子は何といっても飲酒と喫煙です。

よって、どちらも習慣にしている人は、より危険性が高まります。

症状としては、他のがんと同じで、初期には自覚症状がほとんどありません。
よって、健診や人間ドックの胃カメラでみつかる事も多いです。

そして、進行すると胸部不快感やつかえ感、体重減少、そして呼吸器症状(咳や痰など)がでてくるようになります。

治療はステージによって異なりますが、早期発見ができれば、胃カメラでの治療も可能であり、予後も比較的悪くはありません。

まとめると、禁酒、禁煙を心がけ、健康診断で胃カメラを定期的に行う事が望ましいです。


最後に、当院でもよく  症状が出たら検査受けるよ! と言われる方がいますが、

がん(他の臓器のがんも同様ですが・・・)は、 症状がでてからでは手遅れになるびょうきなので、気をつけてくださいね。